先日、日経新聞に日銀保有のETFを2026年4月から売り出すのではないか?とのショッキングなニュースが出ました!
そもそも日銀がETFを買い始めたのは2010年12月からで、リーマンショックで日本市場が冷え込んでいたための措置でした。
初めは年間4500億円だったものが、2013年の異次元緩和を機に年間1兆円、2016年には年間6兆円、2020年のコロナ禍の時は12兆円にまで膨らみました。
2016年には異次元のマイナス金利を導入したこともあり、株価上昇へ弾みがつきました。日銀がETFを買い入れてから14年間で日経平均株価は約4倍になりました。
今年は35年ぶりとなるバブル期最高値を更新するという歴史的瞬間にも遭遇しましたね!🎉黒田前日銀総裁がほくそ笑んでいそうです🤭
昨年から植田日銀総裁に代わり、物価上昇への対応のためマイナス金利を解除、今年は政策金利を上げ始めています。
そして、ETFの購入もストップしました。
当然囁かれ始めたのは出口戦略です。
日銀の出口戦略
日銀のETF保有額は時価74兆円でプライム市場の7%も占めています。37兆円の取得額に対してほぼ2倍になっています。
これを放出するとなると市場は混乱を極めることが予想されます。
そうならないために日経のコラムに活用案が掲載されていましたので考察してみます。
① 希望する国民に販売
割安販売する代わりに長期保有を促すという方法です。香港がこの方法で市場への影響を軽微にしたらしいです。
日本国民が保有する現預金は1000兆円以上と言われますから、貯蓄から投資へ向けるには十分吸収可能な金額です。ただし、市場で買うより安く販売されるとなると一旦売却して買い直そうとする投資家も出てきそうですから、NISA口座限定にするとかの特別な枠を設けるべきかもしれません。
② 政府が買い取る
立憲民主党が示したのが日銀が保有するETFを政府が買い取り、一般会計とは別の特別会計として管理し、分配金を子育て支援の財源にするという案です。
財源の問題等があると言いますが、外国へ何兆円もばら撒いたりする予算を振り分けたり、長期に渡って少しずつ買い取ればよいことだと思います。
政府が買い取ればいずれ分配金が財源になるのですから、この方法が良いのではないかしらね?増税するより真っ当だと思いますけどね‼️
③ 日銀が市場で売却
これが一番やっちゃダメなこと!この報道が出た時点で株価が急落するのが目に見えています。特に日銀保有のファーストリテイリングのような大型株は大きく値を下げることでしょう。
個人的には出口戦略なんて考えずに日銀保有のETFを永久に保有すればいいのに…なんて思っています。そうすれば、ずっと分配金が入ってくるのですから利確しなくてもいいのにね!🙄
みなさんはどうお考えでしょうか。
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