投資全般

初心者必見!ヘムさんの書籍、再現性の高い「増配株投資」読了!

kinko
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こんふぁみ〜♪

ヘムさんの投資本、年1075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える「増配株投資」をようやく読み終えました!😆

まずはヘムさんのご紹介です。

ヘムさんの紹介

・ 投資歴27年のアラフィフ

・ 京大卒、総合商社→30歳で脱サラ

・ 年間配当金1075万円、資産3.7億円

・ 株で2億円の利益

・ 約7年で対TOPIX+73.76%

うわ〜、kinkoの投資歴とあまり変わらないのに、この素晴らしい投資成績に驚きました!そして、自分との違いは何なのだろう?と思いながら読み進めていきましたよ。

多くの投資本は単調で眠くなっちゃうのですが、ヘムさんはそれをわかっていたかのように所々にコラムが掲載されているんですよ。それがまた面白く、ヘムさんと息子さんとのやりとりは良き父親像そのもので、家族愛❤️を感じました☺️ 人生の教訓になることばかりだったのでコラムだけでも読む価値がありました!

今年1月に書籍が刊行されていたようですが、kinkoは存じ上げておりませんでした💦 Xの親切なフォロワーShunさんに教えてもらい購入したのですが、正直1980円(税込)は高いかなぁ?と思ってました😅

でも、今読み終えて言えることは、ヘムさんの27年間の投資経験と投資手法とポートフォリオを1冊の本から得られるのですからめっちゃお得です♪訳の分からない投資セミナーで数万円を払うよりよっぽど勉強になると思います!

再現性の高い投資手法は自分でも真似できそうと思えるほどわかりやすく、初心者の妹ちゃんにも絶対読ませたい良書です♪

勝つべくして勝つ投資

ヘムさんの投資手法はこの3つ‼️

① 企業の価値をしっかり分析して、その価格より安く売られている株を買う

② 長期にわたり増配期待が大きい株を買う

③ 下落相場や暴落のバーゲンセールで計画的に株を買い向かう

つまり、小型割安株増配期待銘柄への長期投資です。それらを暴落時に購入しましょうということですね!

この方法ならば、安全域が大きく再現性が高い勝つべくして勝つ投資になり得るとおっしゃっています。

ここで気になるのはキャッシュポジションです!ヘムさんは総資産の3割を暴落時用の待機資金にしているそうです。

kinkoはリーマンショックの時に資金がなく買えなかった悔しさをずっと引きずっていてフルインベストができません。いくら残せばいいのか?いつも悩んでいたので参考にさせてもらいます♪

日本個別株を勧める理由

ヘムさんが投資先として勧めるのは、米国株でもインデックスでもありません。日本の個別株です!

その理由として、

① 上場企業の利益は凄い勢いで成長している
② 上場企業の手元資金は凄い勢いで増えている
③ 上場企業の株価は凄い勢いで上昇している
④ 配当金、自社株買いなどの株主還元が増えている
⑤ 給料はほとんど増えていない

1991年〜2022年の32年間で上場企業の経常利益2.5倍、配当金は7.7倍に増加したのに対し、給与は30%しか伸びていないのです。

労働者が得る賃金よりも投資家が資本を運用して得る利益の方が遥かに大きいことがわかりますね!ピケティの法則『r(資本収益率)>g(経済成長率)』を思い出しました😅

そして何より日本がデフレを脱却しインフレ時代へ入った事が、日本株を勧める理由になります。

これには強く同意します‼️コロナショックの時に世界中で量的緩和が行われ、2022年頃には欧米で高インフレが起こりましたよね。日本でも物価高が始まり2023年にデフレからインフレへ転換し、ちょうど日本株高が始まりました。それを実感したkinkoは、それまで株式投資を拒否していた妹ちゃんに日本株を強く勧めたのです。

なぜ日本株なのかは、米国株に比べて日本株が割安だと思っているからです。過去30年でS&P500指数が12倍になっているのに対し、日経平均株価はようやくバブル期最高値を超えたばかりです。35年前の株価と同じでもPERは60倍から15倍へと下がっていますから上値の余地があると思っています♪

小型割安株を勧める理由

日本株の中でも時価総額1000億円未満の小型株を推奨しています。

その理由として、

・プロが参加しにくい
・小型株3000社もありお宝が眠っている
・プロの追随買いが期待できる
・小型株>市場平均>大型株(44年間のパフォーマンス)
・令和の東証大号令(PBR1倍割れ是正など)

大型株よりも株価の上昇が見込めそうです。

そして、小型株の中でも地味・業績安定・財務健全・割安な銘柄を選んで投資しましょう。

さらに株価が上昇するきっかけ(カタリスト)がイメージ出来る銘柄、例えば増配株や自社株買いが期待できる銘柄などです。

増配銘柄の選定方法

① 配当性向が低い

選定基準の目安は配当利回りが「配当性向÷10」以上。配当性向40%の銘柄なら配当利回り4%以上です。低配当でも配当性向が低く増配余力があれば今後の増配に期待できます。

② 過去の配当推移が増配傾向

最終的に「継続した長期にわたる増配」を受けることが目的なので、10期連続増配といった増配基調の銘柄を選びます。

③ 配当政策にDOE・累進配当政策を採用または日経連続増配株指数・日経累進高配当株指数に採用されている

「累進配当政策」や「DOE」を採用している場合は、増配率がぐっと高まります。

④ 業績が安定している

長期にわたり業績が安定していて長期で右肩上がりの企業を選びます。リーマンショックやコロナショック時の業績をチェックしておきましょう。

⑤ キャッシュリッチである

長期にわたり「現金同等物」が右肩上がりで推移していること、資産価値を含めたPERも割安かで判断します。

⑥ 割安(低PER)である

増配狙いでも株価が割安なことが前提です。狙い目は、PERが低めで配当性向が低い会社です。これらの企業が配当性向を市場平均並みに引き上げるだけで、配当利回りは大きく上昇することになります。

※日本取引所グループの「2023年度 決算短信集計結果」によると、東証プライム・スタンダード・グロース市場に上場する企業の配当性向は平均34.17%とされています。

⑦ 成長期待がある

競争優位性・参入障壁・成長余地(マーケット)があるか判断します。

テーマ別ポートフォリオ

ヘムさんの銘柄選定は「テーマ別バルク買い」。今後市場が注目しそうなテーマを決め、割安で増配期待の高い銘柄をまとめ買いします。そうなると必然的に銘柄数が増え超分散投資となります。(本書掲載時、計363銘柄)

① 連続増配宣言株

連続増配を宣言するということは、経営者が長期にわたる業績に強い自信を持っている証拠です。

② DOE採用銘柄

安定した業績でDOEを採用している銘柄は減配リスクが低く、増配を継続する可能性が高いです。

※DOEとは「株主資本配当率」のこと。企業が株主資本に対してどの程度の配当を支払っているかを示しています。

③ 配当貴族

長期にわたり毎年配当を増やしている企業のことで、「日経連続増配株指数」に採用されている70銘柄をベースにしています。

④ 優待株

株主優待をもらえるメリットがあり家族にも喜ばれます。個人投資家に人気で、比較的バリュートラップにかかりにくいテーマです。

⑤ 不人気株

将来を悲観され誰も興味を示さず、企業の本質的価値より割安に叩き売られた超割安株のことです。地銀、放送局、優待廃止銘柄、エンジン自動車部品銘柄など。

⑥ 小型割安ファンド(Jペッパー)

令和の東証大号令でPBR1倍割れの大企業が増配や自社株買いを実施し株価が大きく上昇しました。それに比べ小型株は対応が遅く、これから対応策を発表する可能性のあるPBR0.8倍以下で要請に未対応の銘柄を選んでいます。

基本のスクリーニング

銘柄選定にあたり一定の条件を決めてスクリーニングをします。それがこちらの条件です。

『安全域』という項目はヘムさん独自の考え方で、理論株価が実際の株価の何倍になっているかを示す指標です。

簡易理論株価=BPS+(EPS×10)

ここからから各企業の成長性を考え微調整(10のところを3〜15)していくのですが、詳しくは本書でご確認下さい。kinkoはおおまかに分かればいいので、この計算のままでよいと思いました😅

安全域=簡易理論株価÷現在株価

安全域2倍以上が及第点で3倍以上あれば魅力的な銘柄になります。

ここからさらに業績安定性のスクリーニング、精度を上げる定性分析などの深掘りをしていき最終的に銘柄を選んでいきます。13項目もあってkinkoはギブアップ😂 ヘムさんが選んだ銘柄でええやん!となりました(笑)

巻末資料にポートフォリオが掲載されています♪

・連続増配宣言株28銘柄
・DOE採用株70銘柄
・配当貴族23銘柄
・優待株59銘柄
・不人気株株76銘柄
・小型割安株84銘柄

全部で363銘柄もありました!2024年11月30日時点の株価も掲載されていますので、その時より安くなっている株を買ってみようと思います😆

銘柄名が一番知りたい?…ですよね〜🤭

それがこの書籍の一番の要ですので掲載は控えたいと思います💦🙏

本書の後半は中・上級者向けとあって1回読んだだけでは理解できないくらい難しいです。初心者向けの日本株投資本では満足できない方にも価値ある書籍だと思います。

日本株投資家さんには、ぜひ読んでもらいたいです❣️

kinko
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もう1回読もうっと!

※投資は自己責任でお願いします。

お読み頂きありがとうございました!

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