投資全般

かんちさんの「高配当株投資入門」読了!ほったらかしで年間2000万円!?

kinko
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こんにちは、kinkoです

資産8億円の株主優待+高配当株投資家かんちさんの書籍『高配当株投資入門』をようやく読み終えました!

たくさんある投資本とはちょっと違って、自叙伝のようで、かんちさんの人生そのものを垣間見ているようでした。そして、何よりかんちさんと主人が同じ年とわかり、グッと親近感が湧きました♪😊

奥様と出会ったのがディスコというのも懐かしく、主人と付き合い始めた頃よく行ってたなぁ〜と当時のことを思い出しました。(笑)

投資に関しては、お祖母様の遺伝子を受け継ぎ、若い頃にお父様から株式投資の帝王学を学べたことは本当に羨ましいです。

とは言え、この40年間は株価が大きく上下したジェットコースターのような相場でしたから、ここまで大きく資産を増やしたのはかんちさんの手腕によるところが大きいと思います。

では、かんちさんの投資手法を見てみましょう。

買ったらほぼ売らない「貯株」

かんちさんは買ったらほぼ売らない長期投資家です。

現金を貯金するのと同じように株を買って貯めていく「貯株」をお勧めしています。地道に株を買い続け、基本的に売らずに保有しておくのです。

今は日本株でも1株から投資できる時代になりましたから、ペットボトルのジュースを我慢してNTT株を1株買おうということができますね。

日本もようやくデフレから脱却しました。インフレになるということは貨幣価値が目減りしていくことを意味します。現金で保有するより、物や株に代えておいた方がよさそうです。

高配当株を見つける5つのステップ

インカムゲイン投資家のかんちさんは高配当株の見つけ方について5つのステップを指南してくれています。

① 配当利回り3.5%以上

② 増収増益・増配

③ PER×PBR=15倍以上は除外

④ 一時的な要因で上がった株は除外

⑤ 厳選した銘柄を株価が下がったところで買う

①〜④まではわかりやすいですが、⑤の株価が下がったところで買うタイミングが難しいですね〜😅

かんちさんによれば「公募増資」して株価が下がった時が狙い目らしいです。投資家から嫌われる公募増資ですが、企業から見れば返済義務もなく資金が調達でき、財務指標が改善されます。長期的に見ればチャンスなのかもしれません。

「自分年金」資産1億円への道

ここでは将来の「自分年金」を作るために1億円を目指すべく、資産別にするべきことを伝授しています。

資産10万円〜100万円

まずは投資より節約する方が効果的!投資はいくら入金できるかが大事なポイントですから、年間100万円を投資に回すことを目指しましょう。

月8万円を30年貯金したところで2880万円にしかなりませんが、想定利回り8%で運用すれば、1億1922万円になります。(オルカンの平均利回りが9.52%なので、十分実現可能です)

資産100万円〜1000万円

一気に増やそうとせず、可能な限り分散投資することです。少なくとも3銘柄以上に分散し、リスクを減らすことを心がけましょう。

資産1000万円〜3000万円

資産1000万円をすべて高配当株に振り向けていれば、配当金は年30〜40万円になります。配当金だけで毎年1銘柄ずつ増やせます。10〜30銘柄は保有してもいいと思います。

かんちさんのポートフォリオは「高配当株5:優待株3:成長株2」です。高配当株をメインに優待株を最低単元だけ買い、余裕があれば成長株にも投資しています。

資産3000万円〜5000万円

資産3000万円まで増えれば1億円達成は時間の問題だけ♪高配当株をメインにしていれば、年間120万円くらいの配当金が頂けるので、金がお金を産むという効果を体感できるようになります。扶養控除内で働くのと同じくらいの金額を株が勝手に稼いでくれるということです。

資産5000万円〜1億円

資産1億円を達成すれば、配当金は年300万〜400万円ほどになります。サラリーマンの平均年収に匹敵するほどですから、働かずとも暮らしていけますね。でも、FIREするなら資産2億円以上が良いとかんちさんはおっしゃっています。

さらに、このステージになると調子に乗ってお金を使い過ぎることを危惧しています。自分が置かれた状況で満足感を得る「足るを知る」ことを肝に銘じて忘れないようにとの助言がありました。

これ、主人にもよく言われます。「もっと株買いたい〜お金欲しい〜」なんて言っていると、「働かずとも生活できる立場なのだから感謝の気持ちを持って、足るを知りなさい!」とね…😅

最強の高配当株×優待株

・最強の高配当株×優待株(6銘柄)
・安定の高配当株(10銘柄)
・株価上昇を期待する優待株(10銘柄)
・株価上昇を期待しない優待株(10銘柄)

このかんちさんお勧めのベスト36銘柄から一部最強の高配当株×優待株をご紹介します。全部掲載すると書籍販売のじゃまになっちゃいますからね!

その最強6銘柄は

【7593】VTホールディングス
【6623】愛知電機
【3173】Cominix
【3467】アグレ都市デザイン
【2311】エプコ
【3291】飯田グループHD

※銘柄コードから株探の株価チャートが見れます。

私はこの6銘柄のうち5銘柄保有、エプコが未保有なので押し目を狙っていきたいと思います!

「買い」「売り」9つの法則

投資家が一番悩む「いつ買って、いつ売るか」にかんち流で答えてくれています。

【株を買う時の法則】

・高配当の株を買う時は、過去の配当履歴をチェックして「業績が上がっているのに増配しない株」は買わない

狙っていた株の株価が下がって安くなったと感じたら買う。相場が横ばいや上昇しているタイミングではあまり買いません。

優待が新設され、その優待がどうしても欲しい時は買う

【株を売る時の法則】

高配当株が高配当でなくなった時に売る。つまり株価は上昇したのに配当金がそのままで配当利回りが下がった時などです。逆に業績が落ちて減配になった株は、業績が戻れば増配するはずなので売ることはありません。

優待株の優待がなくなったり、改悪された時は迷わずに売ります。改悪する企業は、その後どんどん改悪され、最後には優待自体がなくなることもありますから。

・他の株を買う時は、フルポジションなので資金を作るために配当利回りが低い順の銘柄から売ります。低配当の株を売り、高配当の株に変えるので、買えば買うほどポートフォリオがよくなっていくのです。

TOB(株式公開買い付け)が行われる時は、市場で売ってしまいます。指定された証券会社へ株を移す面倒を考えれば少しくらい安くてもいいのです。

・「ここまで上がるワケがない」というくらい株価が急上昇している場合は、一旦利益確定して、また下がったところで買い直すこともあります。

市場のトレンドが変わる時、シクリカル(景気敏感)株を売ります。例えば、銀行株で言えば、金利上昇が止まったり、PBRが1倍を超えれば売るでしょう。

かんちさんもおっしゃっているように、株は買う時よりも売る時の方が何倍も難しいものです。「基本的に売買しない。マイナスになってもいい」と腹を括っておけば株価の上下でそこまでのストレスはかかりません。

〜書籍の感想〜

資産8億円と聞くと、事業が成功したとか遺産を相続した、または宝くじで大当たりしたなどの特殊な事象があったのかな?きっと私たち一般人とは違うんだろうなぁ〜と思っていました。

しかし、元消防士さんで初任給は10万円程度、得意のパチンコで投資資金を捻出していた…と聞くと、何ら普通の人と変わりありません。うちの主人もパチンコが得意だったので、若い頃は「今日は子供の自転車をお願い🙏」と無茶振りしていました😅こんな所も似ていて嬉しくなりました。

現在、かんちさんは配当金が年間2000万円も入り、悩みはお金が使い切れないことだそうです。とても羨ましい話ですが、ここに到達するまで紆余曲折した40年間の投資の歴史があってこそでしょう。

その貴重な投資手法が1冊の書籍となり、私の手元にあります。ちょうど短期投資から長期投資(配当金+株主優待)へ移ろうと思っていたところだっただけに、不思議な縁を感じています。

書籍の付録にかんちさんの主力株20銘柄と準主力株107銘柄が惜しみなく掲載されています。1ページ分が本から切り取り可能となっており、手元に置いていつでもその銘柄が見られます。

かんちさんが提唱する株価が安くなった時に買い、買ったら売らない「貯株」をしていこうと思います。

かんちさん、今まで断っていた書籍化をしてくれてありがとうございました♪😊

妹に説明している動画です!

 

お読み頂きありがとうございました!

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